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インバスケット問題集Dに関するご質問

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インバスケット問題集Dに関するご質問

問題集C案件4と問題集D案件6は対外的案件としてよく似ていると思います。 問題集C案件4の優先順位のほうが高いのはどうしてなのでしょうか。 設定が違うので違って当然かもしれませんが、どちらかというと問題集D案件6のほうが不祥事からの刷新を訴える場と考えると、もっと優先順位が高くてもいいと思いますが。

影響の範囲や経営者としての判断の難易度、重要性から、ほかの案件を差し置いて優先的に処理するべき案件とは考えにくいため、このような設定にしております。
企業イメージの価値はじっくりと時間をかけて形成される掛けがえのない財産です。その点では問題集Dの案件6は軽視されてはならない案件といえます。しかし、優先順位とは個々の案件の特性で決定するのではなく、すべての案件と比較して順位を決定するものです。

4番の問題に関して、採点スコアリングシートにおいて、「借入が効率的ではないことを言及しているか」 とありますが、というのは④-1から判断でしょうか。その他資料①-⑫までついていますが、これらから最低限、読みといておかなければいけないものはなんでしょうか。

資料の読み込みに関しては、皆様悩まれている部分です。どれが適正かは分かりませんが、私のスタイルをご紹介しますと、まず資料の読み込みは致しません。ただし、どのような資料が用意されているかを重視し頭に入れます。そのうえで、自分の判断に役立つ資料を、案件処理ごとに思い出し、判断の根拠とします。問題Dにおいては資料が多く、すべてを頭に入れることは困難です。一つの方法としてご参考にして頂ければ幸いです。

案件6の月刊誌『経理経済』からの取材申し込みにおいて、取材日に重複しているのはどの案件ですか。

まず、着任当日にこのスケジュールをみずからこなす必要性があるかどうかが判断基準となります。 着任当日は、優先的に処理すべき案件を処理すべきであるといえます。 案件6は企業イメージ回復ということで重要ではありますが、ほかの案件と比較すると必ずしも優先的に処理すべき案件とはいえません。

案件13について、すでに退職者が3名も出ている状況なのに重要度がDと低いのはなぜですか。

確かに退職者が3名出ているのは見過ごせない事態です。 ただし、社長が直接対処する案件ではなく、組織として学校運営本部長や運営部長が対処すべき案件であることから、重要度は低く設定しております。

案件22の新規出校申請に対する判断は「保留」となっていますが、「計画は延期」つまり、この時点この申請に対する答えは総合的に判断して「却下」だと思ったのですが。

たしかに状況判断からすると「却下」も妥当な判断かもしれません。しかし、「却下」はヒューマンスキルの減点対象となりえる可能性もあることから最適な判断とはしておりません。 特に急ぐ判断でもないと判断し、着任後プレゼンを受けて、この事業の存続を含めて検討するのが妥当と考えられます。うまく拒否するテクニックも必要ではないでしょうか。

案件23のコールセンター対応の優先順位が低いのはなぜですか。対外的印象をよくするためには早急な対応が必要と思います。

おっしゃるようにコールセンターはお客様との接点ですので大事なものです。一方、この問題集Dは経営者としての判断を基準にしております。 この案件については、企業のトップがほかの案件を差し置いてでも優先的に処理しなければならない、と考える根拠が少ないと考えられます。

問題集Dにおいて、各課長や部長から各本部長をとばして連絡や提案が届いています。そのような案件において、本部長へ回答すべきなのか、書類を作成してくれたひとへ 直接返すべきなのか悩んでおります。一般的には、どなたに返却すべきなのでしょうか? アドバイス宜しくお願いいたします。

その案件の特性と環境により異なると思われますので一概には言えませんが、インバスケットの評価の観点から考えると、まず、本人への声かけはされるべきと考えます。これはヒューマンスキルの観点とコミュニケーション能力等の評価の観点からです。 また、本人に返事をすること自体はマイナス評価になる要素も少ないと思われます。ただし、実際の本人への業務の指導や指示は、直属の上司からするべきであり、案件に対しての判断・アクションの指示はレポートラインに沿って出すのが一般的と思われます。 具体的には本人に「情報ありがとう。この件は(直属の上司)に指示を仰いでください」 直属の上司に「当案件は●●とするほうがよいと考えるので、●●の指示を出してください」というイメージでしょうか。 案件によっては、上司の不正などの情報のように、レポートラインの介在する人物を除外して行うケースもありますが、これは特殊と考えてよいでしょう。