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インバスケット問題集Lに関するご質問

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インバスケット問題集Lに関するご質問

案件2、5、8等で直接尾山リーダーに指示が届いています。実務でもこの様に行う場合が多いと思いますが、もしこの様な指示をするのなら、両者の上長にCCを入れるか、事後報告をすれば問題ないのでしょうか。

弊社のインバスケットでは、CCや事後報告などは情報共有を行っているという評価とし、案件内容にもよりますが、特にメール本文でメール宛先人の上長を連名にして上長に依頼をおこなっている、等の表現がないのであれば、これによってレポートラインを通したと評価することは難しいかと存じます。

設問18は106「業者からのアドバイスを受ける」が最適解となっていますが、今回は「10時からの受け付け体制(締め切り:10時)、24時間の受け付け体制(締め切り:22時)を最優先で構築しなくてはいけない」状況です。これまで契約のなかった外部の協力を仰ぐのは下記2点を考えるとデメリットが大きすぎると思います。
  ・有効なアドバイスを受けられるかどうかも分からない。(助言を受ける時間が無い)
  ・契約までに割ける時間も少ないため、高いリスク・費用を払わなければならない。
協力なしで人員確保、システム復旧を急いだほうが確実で、かつ効果的に受け付け体制が構築できるかと思われます。このようなデメリットが多くある状況で「アドバイスを受ける」ことを優先する理由が何かあるのでしょうか。

お考えは確かにリスクを考える上では一つの考え方でしょう。ただ、一方ではリコールプロジェクトのプロジェクトリーダーという立場において解決しなければならない状況の中から、リスクを排除しながらこの情報を有効活用するということはリーダーの創造性や意思決定力としては評価されると考えられます。
  もちろん、106の選択肢が絶対的な正解というわけではなく、会社の社風や価値観などにより異なりますので、お考えが間違っているということではありません。実際に、最適解としている106以外を選ばれている方も24%ほどいらっしゃいます。

設問19は106「後日押印する」が最適解となっています。最適解の選択理由について、「規定上の問題を回避しながら対応する」ことが重要と考えていたのですが、106は押印を後回しにすることを許容しています。 これは「押印の有無は規定上の問題には該当しない」と考えるべきなのでしょうか。あるいは「規定上の問題の回避に対する優先度は低い」と考えるのでしょうか。

規定は守るべきですし、守らせるべき立場がリーダーです。ただ、規則に対して例外対応を判断できるのもリーダーであり、本質的に何をするべきなのかという問題を的確に捉え、リスクがあっても自分で意思決定するというところを評価しております。 そういう意味合いでは「規定上の問題の回避に対する優先度は低い」とお考えいただくのも一つの方向だと思われます。

案件11は非常に重要な情報であることは間違いないのですが、その対応の締め切りは22時とやや遅めの設定となっています。 一方、10時のサポート開始までに解決しなければサポート窓口が対応に困る案件9は、22時締め切りの案件11よりも緊急度が低く設定されていました。

案件11と9の緊急度については、どこに焦点を当てるかで考え方が変わってきます。
案件11は全体の受け付け体制の構築(案件13)と関連しているために早急な対応が必要と考えられます。案件9の重要度は案件11と同様なのですが、不確定な情報であり、それが確定した段階での対応となるため、案件11の緊急度のほうが高いと判断できます。