トレーニング情報─長期トレーニング編 Vol.3~パーフェクトトレーニングセット~

皆さんは、「継続すること」に苦手意識をお持ちではありませんか?
無理をせず、小さなことを積み重ねていくことから始めると、習慣化に成功することが多いようです。

インバスケットにおいても、いきなり問題集に取り組むのではなく、基礎をしっかりと固めてから、段階的にトレーニングを積んでいくことが継続のコツです。

【パーフェクトトレーニングセット】では、基礎から応用まで、少しずつ難易度を上げながら取り組むことができるセット内容のため、無理なくトレーニングを重ねることができ、着実なレベルアップが期待できます。

【パーフェクトトレーニングセット】とは?

テキスト教材2冊、ワークブック2冊と入門から応用まで、幅広い難易度の記述式問題集が計8冊、さらにマークシート式問題集を1冊含んだ、計13冊のセットです。
順序立てて取り組むことで継続的にトレーニングができます。

ワンランク上の実力を付けることを目指されている方はもちろん、インバスケットの基本を確実に身に付けたいという方にもおすすめです。

1.基礎知識のインプットからスタート

まずは、テキスト教材の【インバスケット・レポート】を読み、インバスケットで求められる能力や評価のポイントなど、体系的な基礎知識を正しく身に付けます。

続いて、実際の問題集に取り組む準備段階として【インバスケット・ドリル】でインバスケット問題の取り組み方や回答の流れなどを実践的に演習していきます。
読み書きのスピードを上げる練習や、フレームワークを活用した抜け漏れのない案件処理の練習など、回答に必要な技術を学ぶことができます。

2.入門問題集でアウトプット体験

インプットした基礎知識を実際にアウトプットできるか、入門用の記述式問題集【J】を用いて、挑戦してみましょう。
トレーニングの進め方や、案件処理のヒントを記載した資料が付属しているので、参考にしながら回答しインバスケットについての理解を深めます。

問題集Jヒント
※クリックすると拡大します。

3.回答の書き方/優先順位設定のインプット学習

テキスト教材【回答の書き方】では評価される簡潔な回答の書き方を、【優先順位設定(能力別対策ドリル1)】では緊急度・重要度を軸にして効率的に優先順位をつける考え方を学んでいきます。

本格的な問題集でのトレーニングより先にインプット学習を組み込むことで、この後のアウトプットトレーニングの効果をより高めることができます。

4.基本問題集で反復トレーニング

ここから、身に付けた知識を回答にアウトプットする練習を本格的に始めましょう。
記述式の基本問題集をレベルの易しい順【RA→RB→RC→F】から取り組みます。

この順序で少なくとも3回は繰り返しトレーニングしましょう。

回答後は付属の「優先順位実行マトリックス」および「スコアリングシート」を活用して、ご自身の判断と一般的な考え方のズレを自己チェックします。
インバスケットに絶対的な正解はありませんが、判断を導き出すまでのプロセスを抜け漏れなく辿れているかを確認してください。

同じ問題でも、何度も回答を繰り返すことで、ご自身の判断の傾向や課題を把握することができ、案件処理の精度とスピードの向上が期待できます。

★回答用紙のダウンロードはこちら https://www.in-basket.jp/members/answer-sheet/

5.能力の発揮度を測定

基本問題集を2回反復すると、インバスケット問題にも慣れてきたのではないでしょうか?
そこで、2回目のトレーニングが終わったら、ここで一度現時点での能力の発揮度を測定するため、マークシート式問題集【E】に取り組んでみましょう。

この問題集【E】には自動採点分析サービスが付帯しているため、回答記入後にすぐ、ご自身の能力発揮度を測定することができます。※
※自動採点分析サービスは、1度のみ利用可能です。

採点結果を見て、発揮度の低い能力があれば【インバスケット・レポート】の該当部分を復習しましょう。

問題集Eスコアリングシートサンプル
※画像は自動採点分析結果のサンプルです。クリックすると拡大します。

復習が終わったら、改めて記述式の基本問題集【RA/RB/RC/F】の反復トレーニングに取り組んでください。
発揮度の低かった行動を意識して回答すると、効果的にトレーニングが行えます。

6.応用問題集でワンランク上のトレーニング

基本問題集での反復トレーニングを一通り終えたら、高難易度の応用問題集【K/G/D】に取り組んでいきます。
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≪各問題集で学習できる内容≫
・記述式問題集【K】:通常の案件処理+組織の本質的課題を抽出し、中長期的に解決する戦略を示す
・記述式問題集【G】:通常の案件処理+製品の納期計画などを計算し、判断の定量的な根拠を示す
・記述式問題集【D】:経営幹部レベルの高難易度案件を処理する
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これら3冊の問題集で、ワンランク上の判断力を鍛えることができます。
どれも難易度は高いですが、基本問題集の反復トレーニングでインバスケットの基本が身に付いていれば、応用問題集にもスムーズに取り組むことができます。

また、応用問題は必要ないと考えられている方でも、応用問題集に取り組むことによって、より上位の視点をもつことができるので、基本問題集に回答する際に視野が広がり、余裕をもって回答することができるようになります。

おわりに

継続して学習することが苦手な方でも無理なくトレーニングを重ねることができ、着実なレベルアップができる【パーフェクトトレーニングセット】のトレーニング方法や特徴についてのご紹介でした。
基本問題でも慌てず余裕を持って回答ができるように、そして職層が上がっても最善の判断ができるように【パーフェクトトレーニングセット】でトレーニングを始めましょう!

今回は【パーフェクトトレーニングセット】を取り上げてトレーニングの進め方を解説しましたが、他の教材でもトレーニングの流れは共通です。
【インバスケット・レポート】と【インバスケット・ドリル】でインプット学習をした後に、問題集を使ってアウトプットと振り返りを何度も繰り返しトレーニングすることが重要です。
テキストと問題集を反復することでインバスケットに必要な能力を正しく身に付けて、皆さんそれぞれの目標を達成しましょう。

今回、ご紹介した教材