トレーニング情報─応用問題への道 Vol.2~語群選択式インバスケット~

これまでインバスケット試験の回答方式は記述式や多肢択一式、いわゆるマークシート式が主流でしたが、昨今では、語群選択式の試験が増えつつあるようです。

「選択肢があるから」と安易に考えてしまいがちですが、[インバスケットの基礎]が身に付いていない状態で取り組むと、処理した案件を見返した際に回答全体の整合性が取れずに矛盾が生じたり、選ぶべき選択肢が分からず混乱してしまい、時間が足りなくなる傾向にあるようです。

インバス!では、語群選択式専用の問題集は取り扱っておりませんが、どのような回答形式であってもインバスケットの基本的な考え方や、求められる能力は共通です。
まず身に付けるべき[インバスケットの基礎]のトレーニング法を、おすすめの教材と共にお伝えします。
さらに今回は、語群選択式のインバスケット試験を受けられる方が、特に強化しておくべき能力についてもご紹介いたします。

【語群選択式インバスケット】とは?

  • 「誰に」「何を」「どうする」をそれぞれ語群から組み合わせて文章にし、処理内容を回答します。
  • 加えて、上記回答の総数が制限されていることがあります。
  • 優先度の高い案件がどれかを答える問題が含まれることもあります。

実際の試験内容は企業により異なります

1.基礎知識の習得

インバスケットでは、一部の能力が突出して発揮できることより、全ての能力をバランスよく、一定以上に発揮できることが望ましいとされています。
そこでまずは、テキスト教材の【インバスケット・レポート】を読み、インバスケットで求められる能力や評価のポイントなど、体系的な基礎知識を正しく理解し身に付けましょう。

インバスケット・レポート―目次

2.優先順位設定力の強化

特に強化しておくべきは「優先順位設定力」です。
インバスケット試験は時間内に全ての案件を処理するのが難しいように問題が構成されています。
自身の優先順位の付け方の癖を理解し、優先順位の付け方を習得しておくと、処理するべき案件により多くの力を割くことが期待できます。

【優先順位設定(能力別対策ドリル1)】では、演習と解説に繰り返し取り組むことにより、緊急度と重要度を軸にした効率的な優先順位の付け方を学ぶことができます。

優先順位設定―目次

3.アウトプットトレーニング

ここからは、身に付けた知識を回答にアウトプットする練習を始めます。
記述式問題集【RA-4/RB-4/RC-4】をレベルの易しい順(RA→RB→RC)に取り組みます。

回答後は付属資料のモニター回答例を活用して、ご自身の判断と一般的な考え方のズレを自己チェックします。
インバスケットに絶対的な正解はありませんが、判断を導き出すまでのプロセスが抜け漏れなく辿れているかを確認してください。
抜け漏れのあったプロセスについては、次回の取り組み時に意識して回答に組み込むようにしましょう。

基礎知識を習得してからアウトプットトレーニングを繰り返すことで、[インバスケットの基礎]を定着させ、語群選択式にも応用できる実力を鍛えていきます。
ご自身の判断の傾向や課題を把握し、案件処理の精度とスピードを向上させるため、少なくとも1教材につき3回ずつはトレーニングしましょう。

★回答用紙のダウンロードはこちら https://www.in-basket.jp/members/answer-sheet/

ポイント
語群選択式のインバスケットに回答する際は、ご自身で考えた案件処理の内容にもっとも近くなるように選択肢を選ぶことが、案件処理のスピードと精度を高めるコツです。
また、実際のマネジメントには選択肢がありませんので、仕事でインバスケットの考え方を活用するためにも、記述式問題集でアウトプットトレーニングをすることが重要なのです。

さらなるレベルアップを目指すなら

周りを巻き込んで成果をあげる「計画組織力」と、主体的に取り組む姿勢である「当事者意識」をバランスよく発揮できるよう、【組織活用(能力別対策ドリル6)】に取り組みましょう。

「計画組織力」のトレーニングでは、誰に業務を任せるかを見極める、「適任者決定」能力を鍛えることができ、自身も含め、誰が業務を担当するのがふさわしいかを判断する助けとなります。

その他、「適任者決定」能力に特化した記述式問題集としては、【インバスケット問題集SK】をご用意しています。【組織活用(能力別対策ドリル6)】と併せて取り組むと、やるべき行動を「誰に」割り当てていくのかを判断するトレーニングの効果がより一層高まります。

今回、ご紹介した教材